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G大阪、ミラクルVで3冠王手! 降格圏から史上最大14差ひっくり返す

[ 2014年12月6日 17:24 ]

<徳島・G大阪>シャーレを掲げてイレブンとともに大喜びの遠藤

J1最終節 G大阪0―0徳島

(12月6日 鳴門大塚)
 J1リーグ戦は6日、積雪により中止となった新潟―柏戦(デンカS)を除く最終節(第34節)の8試合が行われ、G大阪が05年以来9年ぶり2度目となるJ1優勝を果たした。

 前節、今季初めて首位に浮上したG大阪は、敵地で最下位の徳島と0―0で引き分けて勝ち点63。勝ち点で並んでいた2位の浦和がホームで名古屋に1―2で逆転負けを喫し、勝ち点62から上積みすることができなかったため、G大阪の優勝が決まった。

 J1昇格を果たしたその年に優勝するのは、11年の柏以来2チーム目。ナビスコ杯に続いてリーグ戦も制したG大阪は、00年の鹿島以来2チーム目となる年間3冠を懸け、13日の天皇杯決勝(日産ス)ではJ2山形と対戦する。

 G大阪はワールドカップ(W杯)ブラジル大会によるリーグ中断前の5月には浦和と勝ち点14差の16位でJ2降格圏に低迷。だが、7月の中断明けからいきなり5連勝を飾ると、その後は2試合勝ちなしを挟んで今度は7連勝。各チームをごぼう抜きして、10月5日の第27節で今季初めて2位に浮上した。

 そして、11月22日に敵地で行われた浦和との直接対決に2―0で勝って首位・浦和に勝ち点2差と迫ると、11月29日の前節では勝ち点62で並んだ浦和を得失点差でかわし、ついに首位。

 最下位ですでにJ2降格が決まっている徳島と敵地での対戦となったこの日は、優勝へのプレッシャーからか全体的に硬さが見え、前半を0―0で折り返し。チーム最多の10得点をマークしているFW宇佐美貴史(22)が後半シュートを再三放つも決まらなかったが、ドローで今季2冠目をつかんだ。

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