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次戦勝ってJ2決めるぞ!長野 本拠ドローも収穫の無失点

[ 2014年12月1日 05:30 ]

<長野・讃岐>後半、決定的なシュートを放つが、ポストに阻まれ天を仰ぐ長野・宇野沢

J2・J3入れ替え戦第1戦 長野0―0讃岐

(11月30日 長野)
 長野は讃岐とスコアレスドロー。後半終了間際にFW高橋駿太(25)とFW宇野沢祐次(31)が決定機を得たものの、いずれも決めきれなかった。それでも美濃部直彦監督(49)は無失点で終えたことを評価。第2戦は7日に敵地で行われる。
【試合結果】

 勝利こそ逃したものの、苦しい時間帯を全員守備でしのぎきり、昇格へ半歩前進のスコアレスドロー。試合終了後、ホーム過去最多8944人のサポーターで埋め尽くされたスタンドからは「よく頑張ったぞ」「次は勝つぞ」と、イレブンへのねぎらいと激励の言葉が次々と飛んだ。

 序盤は「リーグ戦とは違う異様な雰囲気の中で、全体的に硬かった」と美濃部監督。立ち上がりから相手に主導権を握られた。6分にはGK田中謙のミスキックを拾われ、讃岐FW木島に決定的なシュートを許したが、これはDF川鍋が体を投げ出し、辛くもクリア。その後も相手2トップを警戒するあまりDFラインが下がり気味になり、セカンドボールも拾えない苦しい展開に。それでも粘り強い守備で何とか耐え抜き、スコアレスのまま試合を折り返した。

 後半に入ると相手の足が止まり始めたことに加え、途中から4―4―2にシステム変更したことが奏功し、徐々にパルセイロペースに。ゴールこそならなかったものの、終了間際に高橋、宇野沢が立て続けに惜しいシュートを放つと、場内は大きく沸いた。

 美濃部監督は「非常に難しくタフなゲームだった。前半は向こうに2回、後半はこちらに2回チャンスがあった。あれを入れられるかどうかでクラブも選手も人生が変わる」と得点を奪えなかった悔しさを少しだけにじませながらも、「決して悪い結果ではない」と強調。「今日のゲームは失点しないことがポイントだった。ゼロに抑えられたことは大きい」と、アウェーゴールを許さなかったことを評価した。

 7日の第2戦で勝つかスコアレス以外で引き分けると、J2昇格が決まる。「本当は勝ちたかったけど、最低限の結果は残せた。次は自分たちのペースで試合を進めて先制したい」と宇野沢。悲願成就はもう目の前だ。

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