×

メッシ 右だけでハット!!CL最多得点記録を74に更新

[ 2014年11月27日 05:30 ]

アポエル戦でハットトリックを記録し喜ぶバルセロナのFWメッシ(右)(AP)

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(27)は25日、欧州CL通算得点を74に伸ばし、歴代最多記録を更新した。敵地で行われた1次リーグF組のアポエル・ニコシア(キプロス)戦でハットトリックをマーク。通算71得点で並んでいたラウル(37=元Rマドリード)をかわした。DF内田篤人(26)のG組シャルケはチェルシーに0―5と完敗。G組スポルティング(ポルトガル)のMF田中順也(27)はマリボル(スロベニア)戦でベンチ外だった。

【欧州CL動画 グループリーグ F組順位表】

 ロッカールームで記念のボールを手にポーズを取ったメッシは笑みを浮かべ、フェイスブックに喜びをつづった。「CLの最多得点記録を、それもラウルのような偉大な選手の記録を破ることができてうれしい」。22日のセビリア戦で3点を挙げ、スペインリーグ通算253得点として歴代最多記録を更新してからわずか3日。再びハットトリックで節目を飾った。

 1―0の前半38分、MFラフィーニャへパスを出してゴール前へ走り込むと、ラフィーニャのシュートを右足でコースを変えて流し込みCL通算72点目。後半13分にはスルーパスを、同42分には折り返しをいずれも右足で合わせ、バルセロナで通算30回目の1試合3発を全て利き足とは逆で決めた。CL通算91試合で74得点は、元スペイン代表FWラウルの142試合71得点や歴代3位につけるC・ロナウド(Rマドリード)の107試合70得点よりはるかに速いペース。「歴代最高の選手だ。メッシのプレーを見てて飽きることはないよ」。ルイス・エンリケ監督の称賛はファンの声を代弁するものだった。

 今季開幕当初は得点よりも、トップ下で好機を演出するシーンが目立った。だが、新加入のFWスアレスがチームになじみ、右サイドでチャンスをつくり出すようになってからメッシも量産態勢に入った。昨季は主要タイトル無冠で、主将としてアルゼンチンを率いたW杯ブラジル大会も準優勝。遠ざかっている頂点へのモチベーションは、再びゴールへ向けられている。「この試合は勝ち点3を取ったことが何よりも重要。ゴールが(決勝の舞台)ベルリンでトロフィーを勝ち取るために役立つことが大事なんだ」。4大会ぶり自身4度目のCL制覇へ。MFラキティッチいわく「限界の見えない選手」が、ギアをさらに上げる。

続きを表示

この記事のフォト

2014年11月27日のニュース