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G大阪 過酷日程も3冠へベスト布陣「18人は1人も変わらない」

[ 2014年11月26日 08:23 ]

22日、浦和戦を戦ったG大阪スタメン。タイトな日程も何の、長谷川監督は同じ18人で清水戦に臨むことを明言した

天皇杯準決勝 G大阪―清水

(11月26日 味スタ)
 G大阪は25日、26日の天皇杯準決勝・清水戦(味スタ)に備えて完全非公開で調整し、東京に移動した。22日のリーグ・浦和戦から中3日、次節の神戸戦まで中2日の過密日程ながら、主力クラスにメンバー変更はなし。すでにナビスコ杯を手にしたチームが残り2冠も全力で獲りに行く。
【組み合わせ】

 リーグ戦か天皇杯か。難しい選択を迫られた長谷川監督が導きだした答えが、二兎(と)を追う覚悟だった。「18人は1人も変わらない。全員連れて行きます」。22日のアウェー浦和戦とまったく同じベンチメンバーで清水戦を戦うことを明言した。

 リーグ戦の逆転優勝の可能性をつなげた首位決戦から中3日で迎える一戦は、次節の神戸戦(29日、万博)まで移動日含めた中2日となるタイトな日程での戦い。「難しいところ。休ませて週末に合わせるのがいいのか。最終的に結果が出ないと分からない」とリーグ戦との両立に長谷川監督も迷いを隠さなかった。準々決勝の大宮戦のような大幅メンバー入れ替え策もあったなか、「いい流れで来ているので断ち切らないように、リズムを大事にしたい」と最後は勢いを重視した。

 先発メンバーに多少の変更はあっても、遠藤や今野ら主力はスタメンが濃厚だ。公式戦7試合無得点の宇佐美も「どれだけゴール前に入っていけるか。コンディションは大丈夫」と力強い。

 強い追い風も吹いている。清水はJ1残留争いの渦中にいるため、リーグ戦に重きを置いてメンバーを落とす可能性が高い。勝ち上がれば決勝の相手は、千葉―山形のJ2対決の勝者。この両チームはJ1昇格プレーオフ(11月30日準決勝、12月7日決勝)を控えており、天皇杯獲得は二の次だ。残った4クラブ中で純粋にタイトル獲得を目指すのはガンバだけとも言える。

 長いシーズンを戦ってきた選手には疲労もあるが、高いモチベーションが体を動かす。今季残りは最大でも4試合。3冠獲得に向け最後までベストメンバーで突っ走る。

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2014年11月26日のニュース