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既に基本合意!柏 吉田ダイレクターの来季監督就任が決定的

[ 2014年10月24日 05:37 ]

 柏の来季監督に、吉田達磨強化部ダイレクター(40)が就任することが23日、決定的となった。柏は09年7月から指揮を執るネルシーニョ監督(64)の今季限りの退任を発表済み。育成型クラブを目指すにあたり、下部組織の指導者を歴任した吉田ダイレクターに白羽の矢を立てた。関係者によると、既に基本合意しているという。

 吉田ダイレクターはU―15、18監督などを経て、10年にアカデミーダイレクターとして下部組織を統括。現在トップチームで主力の工藤、茨田らを育てた。11年に強化本部長に就任し、12年10月から現職。育成からトップチームまでクラブを知り尽くしている。コーチ陣も下部組織の指導者を積極起用する方針で、U―18コーチの松原直哉氏(35)のフィジカルコーチでの入閣などを検討中。一方で、布部陽功コーチ(41)は留任の方向で調整しており、10~13年に4年連続でタイトルを獲得したネルシーニョ監督の築いた財産も残す。井原正巳コーチ(47)は退任する可能性が高い。

 今季リーグは5試合を残してACL出場権の3位・川崎Fとの勝ち点差は6。この日、練習を視察した吉田ダイレクターは「ネルシーニョ監督の意向で退任の発表は早くなったが、来季のことはまだ分からない」と話すにとどめた。重要な試合が残るだけに、フロントとして現体制のサポートに全力を注ぐ構えだ。

 ◆吉田 達磨(よしだ・たつま)1974年(昭49)6月9日、千葉県出身の40歳。東海大浦安高から93年に柏入り。技巧派の左利きで、京都、山形、ジュロンFC(シンガポール)でプレーした。02年に現役引退して柏下部組織のコーチ、監督を歴任。10年にアカデミーダイレクター、11年に強化本部長を任され、12年10月に強化部ダイレクターに就任した。

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2014年10月24日のニュース