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C大阪 タイトルよりJ1残留 天皇杯、順位浮上のテスト場に

[ 2014年10月9日 05:30 ]

 目の前にちらつくタイトルの誘惑よりJ1残留だ。5日の清水戦に敗れ今季最低の17位に沈んだC大阪は8日、大阪市此花区で練習を再開した。リーグ戦が中断するなか迎える次戦は15日の天皇杯準々決勝のJ2千葉戦(金鳥スタ)。しかし大熊監督はこの日、「あくまでも残留が目標」とリーグ戦優先を明言し、順位浮上のための新たなテストの場として天皇杯を戦う意向を示した。

 すべてJ2以下のクラブと対戦し勝ち上がってきたチームは、今回に加え次の準決勝でもJ2勢との対戦が決定。組み合わせにも優遇され初の天皇杯制覇が現実味を帯びてきた一方で、タイトルを獲得して来季のACL出場を確定させてもJ2に降格しては意味がない。指揮官はリーグ戦優先との明確な方針を打ち出してチームの集中力を高めるつもりだ。

 同時にプロとして格下相手の敗戦も絶対に許されない。「置かれている状況からいって負けていいゲームはない。勝った方がモチベーションは継続する」と手綱を引き締めた。1週間の猶予が与えられたこの期間、体力強化メニューを課しながら戦う集団を作り上げる。

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2014年10月9日のニュース