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浦和 ペトロ監督続投で合意!チーム史上最長4季目突入へ

[ 2014年10月6日 06:15 ]

徳島戦で指示を出す浦和のペトロビッチ監督

 J1で首位に立つ浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督(56)が来季も続投することが5日、分かった。クラブ関係者によると、1年の契約更新で合意。6日に発表される。来季で4シーズン目の指揮となり、リーグ初優勝など黄金期をつくった04~06年のギド・ブッフバルト氏(53)の3年を超えてクラブ最長記録となる。

【J1順位表】

 12年から指揮を執るペトロヴィッチ監督は、1年目でリーグ3位に入って5年ぶりのACL出場を果たすなど、独自の攻撃サッカーで一時低迷した浦和を押し上げた。守備再建に注力した今季は、J1記録となる7戦連続完封をマークするなど現在17勝5分け5敗でリーグ首位に立っている。クラブも継続路線でのチーム強化を掲げており、関係者も「代える理由がない」と高い信頼を集めている。過去2年も9月に続投が発表されており、今年も早期の決定となった。

 ただ、06~11年に広島を指揮したペトロヴィッチ監督はJ1優勝と無縁。今季こそタイトルを狙うチームはこの日、ホームで徳島に2―1で逆転勝利を収めた。台風18号の大雨の中で、自慢のポゼッション・サッカーは鳴りを潜めたが、柏木が同点となる直接FKを叩き込むなどセットプレーから2点を奪った。

 指揮官は「きょうの試合は選手たちに初めてお願いをした。ボールを持ったら前に長いボールを蹴ってくれと。こういったピッチ状況ではパス回しが不可能だった」と勝負に徹して、2位G大阪との差を今季最大の「7」とした。続投決定後、初の試合を制して「次も難しい試合になるが、その試合で何ができるのかを頭に入れて戦っていきたい」と優勝を見据えていた。

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2014年10月6日のニュース