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U―21日本、韓国に敗れ4強ならず…終了間際に痛恨PK献上

[ 2014年9月28日 18:51 ]

<日本・韓国>後半、徹底マークにあう鈴木

アジア大会準々決勝 日本0―1韓国

(9月28日 文鶴)
 韓国・仁川(インチョン)アジア大会に出場しているU―21日本代表は28日、準々決勝で開催国の韓国と対戦。試合終了間際の後半43分にPKを決められて0―1で敗れ、前回大会に続く2連覇はならなかった。

 “リオ世代”で大会に臨む日本に対し、韓国はU―23代表でオーバーエージ枠も活用。優勝すれば兵役が免除されることもありモチベーションが高い韓国は、序盤から右サイドバックのイム・チャンウが攻撃の起点となり、ドリブルで攻め上がり、クロスを入れるなど積極的に仕掛けていく。

 日本は韓国の攻撃をしのぎながら、MF矢島慎也(20=浦和)、DF遠藤航(21=湘南)がミドルシュート。前半28分には右クロスをDF植田直通(19=鹿島)が空振りしてピンチとなり、GKと1対1からシュートを打たれる場面もあったが、DF岩波拓也(20=神戸)がゴールラインぎりぎりでクリアする好プレー。韓国に押し込まれながらも集中力を切らさずに粘り強い守備でしのぎ、前半は0―0で終えた。

 後半も韓国が主導権を握る展開が続くが、フィニッシュの精度を欠き得点を奪えない。日本は後半19分、FW野津田岳人(20=広島)に代えてFW荒野拓馬(21=札幌)を投入し、FW鈴木武蔵(20=新潟)との2トップでゴールを狙う。すると同31分、日本に決定的なチャンスが到来。MF大島僚太(21=川崎F)からパスを受けたDF室屋成(20=明大)が右サイドからクロスを入れると、ペナルティーエリア内から矢島がボレーシュート。しかしGKの好セーブに阻まれる。

 両チームとも一歩も譲らぬ死闘は、終盤に意外な形で決着がつく。後半41分、大島がFWイ・ジョンホを後ろから倒したとしてPKを献上。これをDFチャン・ヒョンスが右足できっちり決めて韓国が先制し、日本の反撃をしのいで逃げ切った。

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