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鹿島5発で3連勝2位浮上!土居“希少”ヘッドで2戦連発

[ 2014年9月28日 05:30 ]

<徳島・鹿島>チーム2点目のゴールを決め喜ぶ土居

J1リーグ第26節 鹿島5―0徳島

(9月27日 鳴門大塚)
 09年以来のリーグ優勝を目指す鹿島が赤い悪魔を視界に捉えた。最下位・徳島相手に今季最多に並ぶ5得点。首位・浦和との勝ち点差を「4」に縮め、2位に浮上した。

 若い力が躍動した。「自分で言うのは何だけど2点目で楽になりました。試合を半分以上決められたと思う」。そう胸を張ったのは22歳のMF土居だ。1点を先制した1分後の前半40分、右からのクロスを頭で押し込んで追加点。前節・仙台戦に続く2戦連発となったが「サッカー人生で2回くらいかな」というヘディング弾にはにかんだ。

 4点リードの後半26分には日本代表MF柴崎がとどめ。「きょうは何も話すことないよ」と控えめだったが、中央でボールを受けるとMF遠藤の動き出しを見逃さず絶妙なループパスを送り5点目をアシストした。

 柴崎はすでにアギーレジャパンでA代表デビューを飾り、9日の親善試合ベネズエラ戦で初得点をマーク。関係者によれば、土居もアギーレ監督らによるスタッフミーティングで名前が挙がっているという。3試合連続完封を支えたDF昌子も含め、92年組が鹿島躍進の原動力となっている。

 次節10月5日は5連勝と勢いに乗るG大阪が相手。「どこが相手でも関係ない。優勝するためには全部がヤマ場と思っている」と土居は平然と言い放った。シーズン開幕前の下馬評は低かった若き鹿たちが今、たくましく成長して大きな角を生やしつつある。

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