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宇佐美1発回答や!関西初視察アギーレさん見ててや

[ 2014年9月20日 05:30 ]

C大阪との大阪ダービーを控え、サポーターからエールを送られて笑顔を見せる宇佐美

Jリーグ第24節 G大阪― C大阪

(9月20日 万博)
 アピール弾を決める。J1は20日に9試合が行われる。G大阪は万博競技場でC大阪と対戦。日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が視察に訪れる予定で、好調を維持するFW宇佐美貴史(22)は代表切符を引き寄せるゴール奪取を誓った。

 代表監督に直接アピールする機会が、ようやく巡ってきた。アギーレ監督が初めて関東以外に足を延ばす視察の対象に大阪ダービーを選択。「点を取り続けていれば見に行こうかなってなる。そういう気持ちにさせることが大事」と語っていた宇佐美にとっては、待ちに待った一戦だ。発言通りW杯による中断が明けてからリーグ戦で9戦6発、出場した公式戦では13戦10発とゴール量産を続けてきた。代表指揮官の興味を引きつけ、10月の代表入りへ、実力を証明する絶好の舞台。「まずは選ばれないと話にならない。選ばれるようにゴールを決めてアピールしたい」。自らのパフォーマンスで、日の丸切符をつかむことを誓った。

 発奮材料はそれだけではない。セレッソとのダービーマッチに自然と気持ちが高ぶっている。最終調整となったこの日の練習後には決戦前日の恒例行事であるサポーターからの激励を受け「“いつもとは違う試合なんだな”と実感させてもらいました。自分も1歳からガンバのファンでしたし(下部組織の)13歳くらいから“セレッソには負けられへん”って叩き込まれてきたんで」。宿敵との一戦へ、意気込みをストレートに口にした。

 大声援が、勝利とゴールを後押しする。チケットはクラブ史上最速レベルの発売15分で今季2度目の完売。浦和との開幕戦の1万8438人を上回り、今季の最多動員となることは確実だ。「ホームでいっぱい入ってもらえるからには勝っていい姿を見せないといけない。チームに勝ちをつける得点を取りたい」。青と黒に染まるスタジアムで、歓喜の瞬間を分かち合うことを約束した。勝利をもたらすゴールで代表復帰を決められれば、これ以上の喜びはない。

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