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柿谷 CLデビューも見せ場なし…スペイン紙は「立会人」と酷評

[ 2014年9月18日 05:30 ]

レアル・マドリード戦の後半、競り合うバーゼルの柿谷(右)

 欧州CL1次リーグが16日に開幕し、B組ではバーゼルの日本代表FW柿谷曜一朗(24)が敵地で行われたレアル・マドリード戦で欧州CLデビューを果たした。昨季王者を相手に1―4の後半19分から左MFで途中出場したが、攻守に持ち味を発揮できず、スペイン紙から厳しい評価。試合も1―5と大敗し、ホロ苦いデビューとなった。D組ではドルトムントのMF香川真司(25)が2―0で制したアーセナル戦でベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

【欧州CL動画 B組順位表】

 ショックが大きかったのか、試合後の柿谷は無言で取材ゾーンを通り過ぎた。日本の報道陣にも会釈しただけ。欧州CLのデビュー戦は周囲との連係不足も明らかで攻守に持ち味を発揮できず、1―5の大敗。あまりにホロ苦い結果となった。

 出番は1―4の後半19分、左MFでプレー。直後に左サイドを駆け上がり右足でミドルシュートを狙ったが、相手選手に当たって勢いがなくなったボールは相手GKに難なくキャッチされた。パウロ・ソウザ監督からかけられた「爆発的なドリブル、ラストパスを出す能力、シュート力といった特長を出してほしかった」という期待に応えられなかった。

 17日付のスペイン紙マルカの評価は10点満点で5点。「決着のついているピッチに立った。立会人として参加」と何もできなかったことを皮肉られた。9日にアギーレジャパンで初先発したベネズエラ戦(2―2)でも相手GKと1対1の好機を外すなど精彩を欠いただけに、浮上のきっかけをつかみたかった。次戦は10月1日、ホームにリバプールを迎える。今度こそ「子供のころから憧れていた」という欧州CLで輝きを放てるか。

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2014年9月18日のニュース