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横浜 差別撲滅誓うも惜敗…俊輔 負傷で長期離脱の可能性も

[ 2014年9月4日 05:30 ]

ナビスコ杯準々決勝第1戦 横浜1―2柏

(9月3日 ニッパ球)
 ナビスコ杯準々決勝第1戦4試合が3日、各地で行われた。8月23日に川崎Fとのリーグ戦でサポーターが差別問題を起こした横浜は、同じニッパツ三ツ沢球技場で柏と対戦。試合前には選手全員が差別撲滅を訴える横断幕を手にピッチに現れ、健全な応援をサポーターに呼び掛けた。試合は1―2で敗れた。第2戦は7日に行われる。

 「差別問題」が起こってから、横浜にとって初のホーム試合。Jリーグの村井満チェアマン(55)も視察に訪れる中、スタジアムの至る所に差別、挑発、迷惑行為の撲滅を啓発するポスターが張られた。試合前には選手全員が「FAIR PLAY FAIR SUPPORT(フェアプレー、フェアサポート)」と記された横断幕を手にピッチに登場。あらためて差別根絶を訴えた。試合は0―1の後半20分に中町の得点で追い付いたが、29分に勝ち越され敗れた。中村主将が右足付け根を痛めて前半で交代。「徹底的に治すのなら1カ月以上はかかる」と、長期離脱の可能性も出てきた。

 ▼村井チェアマン 横浜サポーターも自分たちの問題として受け止めている感じが伝わってきた。手拍子と声での応援は相手を誹謗(ひぼう)中傷するのではなく、自チームを鼓舞する美しい応援だった。

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2014年9月4日のニュース