×

VSカバーニ実現だ!武藤 初日から積極行動「緊張しなかった」

[ 2014年9月2日 05:30 ]

リラックスした表情で練習メニューをこなす武藤(左)

アギーレジャパン札幌で始動

(9月1日)
 現役慶大生のFW武藤嘉紀(22=FC東京)がアギーレジャパン定着に闘志を燃やした。GK西川に「話しづらい選手はいますか?」と聞くなど、初日から積極的に行動。「緊張はしなかった。楽しかった」と振り返り、さらに代表の練習着に袖を通した感想を求められると「ユニホームはやっぱり着たいので、試合に出るためにアピールしたい」と誓った。

 そのための下準備も整えた。移動用のスーツケースには、所属するFC東京のスポンサーでもある西川産業の枕を忍び込ませ、さらにマットレスも宿舎に宅配便で送ったという。「枕が合わなくて首が痛くなったら嫌だし、布団が合わないと体調面でも響くんで」。日本代表初招集ながら、アギーレジャパン本格始動となる今合宿に懸ける強い思いをのぞかせた。

 FC東京のチームメートで元U―21イタリア代表DFカニーニもそんな武藤に太鼓判を押す。カニーニはセリエA出場199試合を誇り、イブラヒモビッチら世界トップのFWと対戦。そのカニーニが武藤と似たタイプのFWとして、今回対戦するウルグアイ代表のカバーニ(パリSG)の名前を挙げた。カバーニは1メートル84の長身で、センターFWに加えサイドもこなし、アシストも得点も決めるモダンなFW。武藤は体格こそ劣るもののアシストも得点も決められる。ウルグアイ戦でデビューを果たせば、“本家”との直接対決が実現する可能性もある。

 リーグ開幕戦で得点を取った本田らの印象を聞かれたアギーレ監督もこの日、自ら「武藤、皆川も点を取った」とその高い評価をのぞかせた。「アピール、試合に出場するのが最大の目標。試合に出たら結果を出したい」。プロ1年目で一気に代表まで上り詰めた勢いを、ウルグアイ戦でも発揮する。

続きを表示

この記事のフォト

2014年9月2日のニュース