元気　ブンデス初陣で存在感！絶妙パス＆強烈左足で２点絡む

ブレーメン戦に先発出場し、競り合うヘルタの原口（右）

　２２日に開幕したブンデスリーガの第１節６試合が２３日に行われ、ＦＷ原口元気（２３）とＭＦ細貝萌（２８）が所属するヘルタはホームでブレーメンと２―２で引き分けた。浦和から移籍した原口は先発でリーグ戦デビューを果たし、２ゴールに絡む活躍を見せた。３連覇を狙うバイエルンＭは２２日にホームでボルフスブルクを２―１で破り白星発進した。

　原口が上々のデビューを飾った。先発でピッチに立つと、まずは前半１６分の先制点の起点となった。左サイドのライン際から、ワンタッチで前線のベーレンスに絶妙のスルーパスを通す。その折り返しをシーバーが決めた。さらに１―０の後半２分には左サイドを駆け上がって左足で強烈なシュート。こぼれ球をシーバーが押し込んだ。

　上り調子でこの日を迎えた。１６日のドイツ杯１回戦、４部ビクトリア・ケルン戦に移籍後公式戦初出場して初得点をマーク。自らの力で開幕戦先発の座を勝ち取った。

　「緊張するのかなとも思うけど、結果を残せるようにしっかり準備したい」と話していたが、切れ味鋭いドリブルで相手ＤＦ陣を揺さぶり、前半４０分にはヘディングシュートも放った。細貝とともにフル出場。チーム全得点に絡む活躍で背番号２４を印象づけた。

　チーム関係者によると左肩を痛め試合後に治療を受けたものの軽傷の見通し。アギーレジャパン入りが期待される原口は、ドイツでも大暴れしそうだ。