岩波　Ｊ１初得点の逆転ヘッド「チームの勝利に貢献できた」

Ｊ１第２１節 神戸２―１仙台

（8月23日 ノエスタ）
　飢えていた男が神戸に逆転勝利をもたらした。前半３６分に先制を許しながらもペドロ・ジュニオールが同点弾を決めて迎えた後半２２分、ＤＦ岩波が右ＣＫをヘッドで合わせ決勝点を突き刺した。

　記念すべきＪ１初得点の２０歳は「試合に出ることができずに苦しかった。与えられた４５分でチームの勝利に貢献できたよかった」と喜びをかみしめた。

　ルーキーイヤーだったＪ２の昨季、センターバックの選手としては最多の３７試合に出場し今季の飛躍を期待された。しかし増川の加入と河本の好調の陰で出場機会は減り、この日も先発の河本が熱中症の症状を訴えたことで後半から出番が巡ってきた。サイドバック要員４人が負傷離脱。風の通らない蒸し風呂状態のホームのピッチも荒れ放題と苦境の中、Ｕ―２１代表ＤＦが上位追撃のノロシをあげた。