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代表呼んで!宇佐美 豪快ミドル弾で2年ぶり16強入り貢献

[ 2014年8月21日 05:30 ]

<G大阪・徳島>前半、DFに囲まれるもお構いなしに突破し、シュートを放つ宇佐美(中央)

 天皇杯3回戦は15試合が行われ、G大阪は日本代表入りを狙うFW宇佐美貴史(22)のゴールで徳島を1―0で下し、ベスト16に進んだ。日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)の視察したFC東京―J2松本戦はFC東京が2―0で勝利。また、J1の1、2位につける浦和と川崎FがともにJ2勢に敗れる波乱があった。

【試合結果 組み合わせ】

 アギーレジャパン入りを狙うエースが決定力を見せつけた。5バックで守備を固める徳島を攻めあぐねて迎えた前半28分、宇佐美がペナルティーエリアの外から右足を一閃(いっせん)。豪快なミドルがネットに突き刺さる。日本代表のアギーレ監督が来日して以降は初ゴール。「何となくという感じで打ちました」と謙遜気味に振り返ったものの、シュートレンジの広さには「なかなか取れないところから取れるのが自分の強み」と胸を張った。

 リーグ戦の連勝が5でストップした16日の名古屋戦。厳しいマークに遭い、不発に終わりながらも「これからも代表に向けてアピールを続けていきたい」と前を向いた。そこから中3日で迎えた一戦。「試合で出た課題をすぐさま試合にフィードバックできるので連戦は歓迎」と語っていた通り、前回よりも高い位置でのプレーを増やし、修正能力の高さも見せた。W杯による中断明け以降は公式戦で2試合続けてノーゴールがないのも決して偶然ではない。天皇杯を含めて8試合で6得点にも「満足はしていない。1タッチで簡単に取るとか、ペナルティーエリアの中での動き直しが自分の課題」と試合ごとに自らにレベルアップを課している。

 中2日で迎える23日の敵地・甲府戦へ向けて前半で“お役御免”となった。「次に向けていい準備ができる」。ガンバの至宝が、28日の代表発表前のラストマッチで暴れるお膳立ては整った。

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