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大久保2戦連発!「俺より悠に付いた方が」相手に助言する余裕も

[ 2014年8月17日 05:37 ]

<川崎F・C大阪>前半13分 谷口(左)の蹴ったボールを大久保が押し込み勝ち越しのゴールを決める

J1第20節 川崎F5―4C大阪

(8月16日 等々力)
 日本代表のモラス・フィジカルコーチが視察する前で大久保が輝いた。0―1の前半10分に絶妙なスルーパスを通して小林の同点弾をアシスト。3分後には右CKに右足を合わせた。「C大阪の守備がひどすぎたね」。2試合連続ゴールで今季通算得点をランク単独トップの12に伸ばし、15日に第1子(女児)を授かった実藤に揺りかごパフォーマンスを贈った。

 試合中には相手に助言する余裕も見せた。CKから得点した後は、セットプレーで自身にマークが集中。大久保は「俺よりも(小林)悠に付いた方がいい」と相手DFに耳打ちしたが、聞き入れられなかった。後半36分には左CKから小林のゴールが生まれ「案の定の結果。せっかく教えてあげたのに」と解説。敵に塩を送る、凡人には理解不能な行動も背番号13の魅力だ。

 チームは4―2―3―1を基本布陣としてきたが、前節9日の浦和戦から3―4―3を採用。大久保は「どんな布陣でも関係ない」と最前線で変わらぬ輝きを放つ。日本代表のアギーレ監督が相手や試合展開に応じて複数布陣を併用する方針を示す中、適応能力の高さもアピールした。

 目標は36歳で迎える18年W杯ロシア大会。アギーレ監督はメキシコ代表を指揮した10年W杯南アフリカ大会で当時37歳のFWブランコを招集しており、年齢は関係ない。「アピールできたと思うけど4年は長い。点を取り続けた結果、代表につながればいい」。代表監督が代わっても、大久保のスタンスは変わらない。

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