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神戸 主力不在で苦渋の決断「最初で最後 守備的に入ろう」

[ 2014年8月2日 09:10 ]

 今季初のスタイル変更でラストチャンスにかける。神戸は1日、神戸市西区の練習場で調整し、2日の首位・浦和戦(埼玉)に向けて敵地入りした。リーグ戦再開後の3戦では勝利をつかめず浦和との勝ち点差は11に拡大。負ければタイトル獲得は絶望的となるだけに、崖っぷちの一戦とも言える。

 リーグトップの10得点を誇るペドロ・ジュニオールとプレスキッカーのチョン・ウヨン)が累積警告で出場できない苦境の中で、決断したのが守り重視のサッカーへの転換だ。安達監督は「最初で最後になるかもしれないが守備的に入ろうと思う。アウェーで首位のチームだし守備的に入るのは悪くない」と苦渋の選択を決断した。

 今季は常に主導権を握る攻撃的サッカーを目指してきたが、完成度の高い首位チームに対しては失点しないことを最優先。運動量に難のあるシンプリシオも先発から外れる見通しだ。背番号10の森岡は「相手の方が上。勝っている部分を探す方が難しい」と現状を認めた上で、「いろいろな意味で大事な試合になる」と静かに意気込む。逆境を乗り越えて再びタイトルへの希望を見いだす。

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2014年8月2日のニュース