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清水 天敵に敗れ6戦勝ちなし…再開初戦を白星で飾れず

[ 2014年7月20日 05:30 ]

<清水・川崎F>サポーターのブーイングをうけながらピッチを後にする清水イレブン

J1第15節 清水0―2川崎F

(7月19日 アイスタ)
 リーグ再開初戦の清水は、ホームで川崎Fに0―2で敗れた。0―0の後半9分、右クロスを相手FW小林悠(26)に決められて失点。同17分には日本代表FW大久保嘉人(32)に追加点を被弾し、突き放された。再開初戦を白星で飾れず、リーグ戦は4月26日の仙台戦を最後に6戦勝ちなしとなった。
【試合結果 順位表】

 またもや天敵にやられた。川崎Fには10年8月29日のホーム戦を最後に勝利がなく、この日の敗戦を含めて7戦連続勝ちなし。再開初戦のアイスタを埋め尽くしたサポーターの期待に応えられず、ゴトビ監督は「前半は試合をコントロールできていたが、後半にカウンターでチャンスを与えて試合が変わってしまった」と悔やんだ。

 相手は前節までリーグ最多タイの26点をマーク。日本代表FW大久保をはじめとする破壊力満点の攻撃陣を封じられるかが勝負の鍵だった。清水はこの試合、先月から取り組んできたMF本田を中盤のアンカーに据える4―3―3システムではなく、従来の4―2―3―1システムに戻して臨み、1トップにはFW大前が入った。前半は連動した攻撃からチャンスをつくる場面もあったが、最後の精度を欠いて無得点。前半31分には大前が右クロスに頭で合わせたが、決定的なシュートは相手GKに阻まれた。

 ほぼ互角に渡りあった前半から一転、後半は立ち上がりから相手の猛攻にさらされた。9分に失点すると、同17分には最も警戒していたはずの大久保に2戦連続ゴールを被弾した。清水は終盤、12日の天皇杯で移籍後初得点を決めたMF高木善らを投入して反撃を試みたが、最後までゴールは遠かった。

 次節23日はアウェーでG大阪と対戦する。中3日の過密日程だが、限られた時間で修正を図り、悪い流れを断ち切らなければいけない。

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2014年7月20日のニュース