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富山 MF徐庸徳が蔚山現代へ完全移籍 2日前にも出場し勝利に貢献

[ 2014年6月30日 18:26 ]

 J2富山は30日、MF徐庸徳(ソ・ヨンドク=24)が韓国Kリーグの蔚山現代へ完全移籍することになったと発表した。7月1日に日本を離れ、韓国に帰国する。

 同選手は延世大(韓国)から2009年に大宮入り。10年にFC東京でプレーした後、11年から富山に所属していた。通算成績はJ1が5試合0得点、J2が118試合13得点。今季は10試合ぶりのリーグ戦勝利となった28日のJ2第20節・長崎戦(富山)にも出場するなど、ここまで主力選手として16試合に出場(0得点)していた。

 クラブを通じ、「このたび、蔚山現代に移籍することになりました。急な話で皆さんに挨拶をすることもできず、本当に申し訳なく思っています。カターレ富山で過ごした時間は、本当に貴重なものでした。選手として、人間として成長をさせてくれた富山には感謝以外の言葉が見つかりません」とまずは突然の退団、移籍を謝罪。

 「今シーズンはここまで厳しい状況でしたので、今回の移籍についても悩みました。しかし、安間監督の下で成長した自分の姿を母国の多くの人に見てもらうために移籍を決断しました。このような状況でクラブを離れるのは本当に心苦しいですが、安間監督を信じて集まった選手のチームであり、必ず巻き返してくれると確信しています」とチームが最下位に沈み、J3降格危機にある中で迷った末の決断だったことを明かした。

 さらに「どこへ行っても富山の皆さんのことは一生忘れません。そして、カターレ富山のことを一生応援しています。いつも温かい応援を本当にありがとうございました。これからも、ソ ヨンドクとカターレ富山をよろしくお願いします!」とサポーターにメッセージを送っている。

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2014年6月30日のニュース