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オバマ氏とイングランドDF 写真取り違えマグカップ

[ 2014年6月25日 05:30 ]

オバマ大統領の写真と間違われたイングランド代表クリス・スモーリング(AP)

 サッカーW杯関連の土産物を製造している英国企業が“まさかの大間違い”をして世界的に話題となっている。

 米紙デーリー・ニューズなどによると、この企業は小売業の「ホールセール クリアランス」。W杯グッズに選手らの著作権無料の写真を印刷する仕事を請け負っている。商品の一つにマグカップがあり、“レッドカード”気味の大失態を演じてしまった。

 イングランド代表DFのクリス・スモーリング(24=マンチェスターU)の顔写真をプリントしようとしたところ、オバマ米大統領の写真と取り違えてしまったのだ。しかもオバマ氏は、なぜかイングランド代表のユニホームを着用。それでいて、写真の下の選手名欄には「Chris Smalling」。ミスに気付かず2000個も生産してしまった。

 同社役員の説明などによると、写真の選択を任された若いインターンが、インターネットでスモーリングを検索。この時に出てきたオバマ氏の写真を、間違いとは知らずに使用してしまったという。

 マグカップは同社の倉庫に保管されたまま出荷できずにいたが、この話題がインターネットなどで世界を駆け巡り、2000個を計2000ユーロ(約28万円)で売り出す計画に切り替えるという。開き直ったのか、同社役員は「これはW杯の歴史の一部を手に入れるチャンスだ。誰がオバマ大統領がイングランド代表になると思った?」と語り、“ギャグ商品”として売り出す構え。

 そもそも、W杯優勝経験もあるD組のイングランド代表は、ブラジル大会でいいところなし。連敗で、3戦目を待たずに1次リーグ敗退が確定した。正しい代表選手たちのマグカップが完売できるかどうかは微妙な状況だった。むしろオバマ大統領の間違いバージョンの方が売れる?

 ◆クリス・スモーリング 1989年11月22日生まれ。ロンドン出身。アマチュアリーグのメイドストーン・ユナイテッドFCでプレーし、08年にプレミアリーグ・フルハムとプロ契約。10年にマンチェスターU移籍。長身だが、スピードがありフィード能力も優れている。1メートル94、90キロ。

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