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韓国 闘争心なく…4失点大敗 決勝T進出には勝利が絶対条件

[ 2014年6月23日 10:24 ]

<韓国2―4アルジェリア>指示を出す韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(AP)

W杯ブラジル大会1次リーグH組 韓国2―4アルジェリア

(6月22日 ポルトアレグレ)
 韓国は特長である旺盛な闘争心が全く見られず、アルジェリアに守備を切り崩され、前半だけで3点を失うなど、目を覆いたくなるような大敗で1次リーグH組最下位に後退。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は「残り1試合に向け最善を尽くす」と絞り出すのがやっとだった。

 初戦ベルギー戦での引いた戦術と全く異なるアルジェリアの攻勢にたじろいだ。前半26分、両センターバックがスリマニに間を抜かれて先制点を奪われた。浮足立ち、2分後にはCKから失点。38分はロングボールのこぼれ球を拾われ、最後はジャブに決められるなど、畳み掛けられた。

 前半はシュート0本だった攻撃陣は後半開始5分、最初のシュートでMF孫興民(ソン・フンミン)が鮮やかにGKの股間を抜いて1点を返した。しかし、同17分鮮やかなパス交換で、崩されて4点目を失う。長身FW金信旭(キム・シンウク)を目がけてボールを入れる作戦を徹底し、主将のFW具滋哲(ク・ジャチョル)はチーム2点目を奪ったが「全てが遅過ぎた」と唇をかんだ。

 会見で指揮官は不調のFW朴柱永(パク・チュヨン)起用への批判や、守備を立て直す策がなかったのかなどと問い詰められた。最終戦の相手は既に16強入りを決めたベルギーで、勝利が絶対条件。現役時代はアジアを代表するDFだった指揮官は「もちろん勝ちに行く」と批判を封じ込める覚悟だ。

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