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気温32度で給水タイムを ブラジルの裁判所、FIFAに命令

[ 2014年6月21日 10:19 ]

 サッカー・ワールドカップ(W杯)開催中のブラジルで、首都ブラジリアの労働裁判所は20日、国際サッカー連盟(FIFA)に対し、W杯の試合中に気温が32度を超えた場合は、前後半それぞれ30分ごろに選手に給水休憩を取らせるよう命じた。

 FIFAは今大会、一定条件下で給水休憩を取ることを既に決めており、AP通信によると、命令に従う方針。ロイター通信によると、FIFAの広報担当者は「今大会ではまだ32度を超えた試合はない」としている。

 裁判所はさらに、FIFAが命令に従わない場合は、1試合当たり20万レアル(約900万円)を支払うよう命じた。

 ブラジル国内の大会では気温30度を超えた際に、審判が試合を止めて選手に給水休憩を取らせる規定があり、W杯でも規則化するよう検察当局が求めていた。

 ブラジルのW杯開催都市は南半球にあり、現在は冬だが、北東部や北部は一年中高温多湿。日本代表が24日にコロンビア戦を行う中西部クイアバも日中は高温になる可能性がある。(共同)

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2014年6月21日のニュース