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06年大会のエスコートキッズは東北屈指のFWに成長

[ 2014年6月21日 06:32 ]

盛岡商で10番を背負う根子裕将は06年ドイツ大会でエスコートキッズを務めた

W杯ブラジル大会1次リーグC組 日本0―0ギリシャ

 8年前のドイツ大会でエスコートキッズを務めた少年が、東北屈指のストライカーに成長し、夢をかなえようとしている。当時10歳だった、盛岡商FW根子裕将(ねこ・ひろのぶ)選手(18)だ。同大会の日本―オーストラリア戦で、三都主アレサンドロ(36、現J2岐阜)をエスコート。当時を振り返り「凄く緊張した。試合はオーストラリアのシュートが強烈で“あんなのが打てたら”と思って見ていた」と話した。

 06年度の全国高校選手権大会を制した盛岡商で、2年生の昨年から背番号10を背負う。今月3日に高校総体県大会で優勝、8月から全国高校総体に出場する。

 ギリシャ戦は東北高校選手権(山形県)に遠征中のため見られなかった。「エスコートキッズの子供たちは、きょうのことが一生の思い出になるのでは。サッカーをするなら、それを力にして頑張れる。僕もW杯でキッズの手を引いて歩ける選手になれるよう頑張ります」と話した。

 東北高校選手権ではこの日、1回戦で秋田西に5―0で勝利。自ら先制点を挙げ、準々決勝に進出した。

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2014年6月21日のニュース