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スペインに勝ち興奮 チリ 暴徒化でバス襲撃 40人負傷「自殺点のようなものだ」

[ 2014年6月20日 20:14 ]

 南米チリの首都サンティアゴで18日、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会でチリが前回大会王者のスペインに勝利したことを喜ぶ熱狂的なファンの一部が暴徒化してバスを次々と襲撃し、運転手約40人が負傷した。うち2人は重傷。スペイン通信などが20日までに伝えた。

 暴徒化したファンたちはバスの窓ガラスをたたき割ったり、車内に備え付けられた消火器を奪って消火剤をまき散らしたりした。被害を受けたバスは約560台に上り、6台は一時乗っ取られた。

 ゴメスロボ運輸相は「チリの勝利は素晴らしかったが、バスを壊すのは自殺点のようなものだ」と強く批判した。

 チリはスペインに2―0で勝利。決勝トーナメント進出を決め、スペインは1次リーグで敗退となった。(共同)

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2014年6月20日のニュース