ザック監督、無得点に厳しい表情「押し込むことができなかった」

＜日本・ギリシャ＞決め手を欠く攻めに厳しい表情のザッケローニ監督（ＡＰ）

Ｗ杯１次リーグＣ組 日本０―０ギリシャ

（6月19日 ナタル）
　ギリシャ戦を終え、日本代表のザッケローニ監督は「チャンスは作れたが押し込むことができなかった」と、スコアレスドローに無念の表情を見せた。

　先発は香川を外して大久保、ワントップは初戦に続き大迫を起用。攻めの布陣で立ち上がりからシュートを狙っていった。ボール保持率も圧倒、前半３８分には相手のＭＦカツラニスが退場する数的優位も得たが決め手を欠いた。

　後半からは長谷部に代えて遠藤を投入、１２分には大迫に代えて香川を入れ終了まで攻めに攻めたが最後の精度を欠いた。

　３０度近い気温、高い湿度、時折激しく降る雨という厳しいコンディションの中での厳しい結果。決勝トーナメント進出の可能性は残したが、好調コロンビアに勝つという高いハードル。次戦へ指揮官は「勝つこと。いつもやってきたことをやるだけ」と第３戦へ決意を語った。