×

カーヒル「世界中に印」ノートラップランニングボレー弾

[ 2014年6月20日 05:30 ]

オランダ戦の前半21分、左足で鮮やかなボレーシュートを決めるオーストラリア代表カーヒル(右)

W杯1次リーグB組 オーストラリア2―3オランダ

(6月18日 ポルトアレグレ)
 ひたむきに戦ったオーストラリアが散った。1点を追う前半21分、ロングボールに抜け出したカーヒルが左足ダイレクトボレーを強烈に突き刺し同点。W杯自身5点目、アジア連盟の選手としてW杯最多となる通算4点目(1得点した06年ドイツ大会はオセアニア連盟)で流れを引き寄せると、前線からのプレスも機能して後半9分にはジェディナク主将がPKを決めて勝ち越した。しかし、数々の決定機を外して逆転負け。1次リーグ敗退が決まった。

 強豪3チームと同居するB組にあって、求められたのは未来につながる戦い方。2連敗しながらも、23歳のレッキーのドリブル突破などは明るい未来を感じさせた。次は出場停止の34歳カーヒルにとって、この華麗なボレーが置き土産。「ここはみんながプレーを夢見る舞台。オーストラリアで待つ子供たちや世界中に印を残したかった。僕のW杯は終わったけど、チームを誇りに思う」と胸を張った。

続きを表示

2014年6月20日のニュース