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ロドリゲス2戦連発!コロンビア連勝で24年ぶり決勝T前進

[ 2014年6月20日 02:55 ]

後半19分、左CKのセットプレーから待望の先制点を挙げたロドリゲスを祝福する(AP)

W杯1次リーグC組 コロンビア2―1コートジボワール

(6月19日 ブラジリア)
 サッカー・ワールドカップ(W杯)第8日、1次リーグ第2戦が行われ、日本が所属するC組は初戦を制したコロンビアがコートジボワールと対戦。MFハメス・ロドリゲスの2戦連続ゴールなどで2―1と勝利し2連勝。勝ち点を6に伸ばし、1990年イタリア大会以来となる24年ぶり決勝トーナメント進出へ大きく前進した。

 “ポストファルカオ”候補の1人であるFWバッカを右太腿を負傷で欠くコロンビアは、初戦からのメンバー変更はなし。ギリシャ戦のように“ポストファルカオ”を前線に置かず、1トップには南米予選でそのファルカオとコンビを組む事が多かったFWグティエレスを起用。もう1人の“ポストファルカオ”であるFWジャクソン・マルティネスはこの試合でもベンチからのスタートとなった。

 一方、コートジボワールはエースFWドログバが第1戦に続きベンチスタート。ラムーシ監督が「彼が90分間プレーしたのは数カ月前ということを忘れてはいけない。まだケガから復帰したばかり」と会見で語っていた通り、日本戦のように切り札として待機する形となった。

 試合はお互いに慎重な立ち上がりをみせ、決定機を最初に作ったのはコロンビア。前半28分、カウンターのチャンスからMFグアドラードが自陣右サイドから左サイド前方へロングキック。MFハメス・ロドリゲスがこのボールを受けると左サイドをそのまま攻め上がり、ペナルティエリア中央へセンタリング。ゴール前でフリーになっていたFWグティエレスがダイレクトボレーを狙うが、うまく当たらずボールは大きく枠の外へ。

 コートジボワールも同31分に右SBのオーリエが味方とのパス交換で右サイドを崩し、ペナルティエリア手前でシュート。これは相手GKにキャッチされゴールならず。その後は互いに相手守備網を崩せず0―0で前半終了。

 後半に入るとコロンビアが少しずつ攻勢をしかけ同14分、右サイドのMFキンテーロから浮き球のスルーパスがエリア内のMFクアドラードに通ると、相手DFを交わし角度のないところから右足でシュート。これに反応したGKがわずかに軌道を変え左ポストに直撃し惜しくも枠の外へ。

 やや劣勢になりだしたコートジボワールは同15分にすかさずドログバを投入。攻撃陣の活性化を図る。

 しかし、先制したのはコロンビア。同19分右CKのチャンスでMFグアドラードがクロスを入れると、MFハメス・ロドリゲスがFWドログバのマークを振りきって中央へ飛び込みヘッドで豪快に押し込む。

 コロンビアは続く同25分にもカウンターからチャンスをつかみ追加点。途中出場のMFキンテーロがFWグティエレスからのスルーパスでDFラインの裏へと抜け出し、飛び出してきたGKの脇を狙い見事にネットを揺らす。

 2点差を追いかけるコートジボワールもここから反撃開始。同28分、FWジェルビーニョが左サイド深くでボール受けるとドリブルで相手DF3人を交わし、右足で思い切りよく蹴りこみゴールイン。

 前半のこう着状態から一転、後半は激しい展開となったがドログバを投入し勢いに乗るコートジボワール攻撃陣を1点に抑えたコロンビアがこのまま逃げ切り2連勝。この後行われる日本対ギリシャ戦が引き分けに終わった場合、24年ぶり決勝トーナメント進出が決定する。

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