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山口 “守備の人”撤回 高い位置からボール奪い攻める

[ 2014年6月18日 10:24 ]

リフティングを失敗した酒井宏(左から2人目)のおでこを山口がはじく

W杯1次リーグC組 日本―ギリシャ

(6月19日 ナタル)
 ギリシャ戦で先発出場が濃厚な山口が“守備の人”を撤回する。ダブルボランチの一角としてフル出場したコートジボワール戦では、体を張った守りやカバリングなどで存在感を発揮。だが、相手に押し込まれたこともあり、果敢な飛び出しや機を見た攻撃参加で前線に厚みをもたせることはできなかった。

 「守備が一番の特長やとみんなに思われてるんで、そこはしっかり出したい。でも、自分の中では攻撃でも(力を)出したいなというのがある」と力を込める。C大阪U―18時代までは2列目を主戦場とするなど、高い攻撃力はベースとして兼ね備えている。豊富な運動量を生かした、ボール奪取から一気に攻め上がるのも得意な形だ。

 国際Aマッチではいまだ無得点だが、「僕らボランチが点取ることができればチームが楽になるし、チャンスがあれば狙っていこうと思っている」と抱負を語った。勝ち点3を得るためには、まずはギリシャから得点を奪うことが最低条件。3列目から、虎視眈々(たんたん)とゴールを狙う。

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2014年6月18日のニュース