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アルジェリア MFフェグリが28年ぶりのW杯弾

[ 2014年6月18日 04:00 ]

ゴールを決めた後、チームメイトと喜びの雄叫びを上げるフェグリ(中央)(AP)

W杯1次リーグH組 アルジェリア1―2ベルギー

(6月17日 ベロオリゾンテ)
 MFフェグリ(バレンシア)がアルジェリア代表の歴史をついに動かした。0―0で迎えた前半24分、自らが倒されて得たPKのチャンスを確実に決め先制弾。アルジェリア代表に28年ぶりとなる待望のゴールをもたらした。

 2大会連続出場となるアルジェリアだが、前回大会では3戦無得点。同国代表にとってW杯で挙げたゴールは1986年メキシコ大会までさかのぼらなければならなかった。

 そのメキシコ大会でゴールを決めたのは元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏の叔父にあたるジャメル・ジダン氏。W杯ではサッカー界の偉大なレジェンド一族の名が刻まれて以降28年間、同国代表の歴史は止まったままだった。

 試合は惜しくもベルギーに逆転を許し敗れたが、MFフェグリの決めた一撃はアルジェリアサッカー界にとって価値あるものとなった。U―21フランス代表歴のあるMFフェグリがジダン氏からの系譜を受け継いだのも何かの縁なのかもしれない。

 黒星発進となり1次リーグ突破へ黄信号がともってしまったが、欧州の強豪を存分に苦しめる事には成功した。今度は22日の韓国戦で、1982年のスペイン大会以来となる勝利を歴史に刻みたいところだ。

 ▼アルジェリア・ハリルホジッチ監督 大きな成功をあと一歩で逃した。全選手が持てる力を出し切ってくれたことには満足。1次リーグ突破には次の韓国戦が大事な試合になる。

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