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米国“因縁”ガーナに3度目の正直 途中出場ブルックスがVヘッド

[ 2014年6月17日 08:58 ]

前半1分、先制ゴールを決めて喜ぶ米国のFWデンプシー(AP)

W杯ブラジル大会1次リーグG組 米国2―1ガーナ

(6月16日 ナタル)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会第5日は16日(日本時間17日)に1次リーグが行われ、G組は7大会連続10回目出場の米国(FIFAランク13位)が3大会連続3回目出場のガーナ(同37位)を2―1で下し、白星スタートを切った。

 3大会連続での対戦となった“因縁のカード”。過去2回はいずれもガーナが2―1で勝っていたが、雪辱を期す米国は電光石火の攻撃を見せた。

 試合開始早々、左スローインからショートパス2本をつないでFWデンプシーが抜け出すと、ペナルティーエリア内で1人をかわして左足で右隅に叩きこむ。今大会最速となる開始約30秒での先制弾。米国が幸先良くスタートを切った。

 だが、米国は前半20分に左サイドを駆け上がっていたFWアルティドールが左太もも裏を押さえて倒れ込み、同23分に負傷交代。同33分には先制点をマークしたデンプシーが競り合いの中で相手選手に顔面を蹴られて出血するなど激しい戦いとなった。

 そして、後半10分にはMFムンタリ、17分にはMFアツがミドルシュートを放つなど徐々に反撃モードにとなったガーナに同点に追いつかれる。ガーナは後半37分、左サイドでの縦パスからFWギャンが落として、最後はFWのA・アイェウが左足でゴール。1―1と振り出しに戻った。

 しかし、米国は諦めなかった。後半41分、途中出場していたDFブルックスが右CKを頭で叩きこんで勝ち越し。06年ドイツ、10年南アフリカ大会と2大会連続で対戦し、いずれも1―2で敗れた米国が同じスコアで今度は立場を逆転させ、リベンジを果たした。

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