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コートジFWジェルビーニョ 右サイド激突の長友相手に自信の笑み

[ 2014年6月9日 10:43 ]

合宿地でファンにサインをするコートジボワール代表・ジェルビーニョ

 14日(日本時間15日)のW杯1次リーグ初戦で日本と対戦するコートジボワール代表FWジェルビーニョ(27=ローマ)がスポニチ本紙の独占取材に応じ、サイドで対じするDF長友佑都(27=インテル・ミラノ)との対決に自信をのぞかせた。地元記者によると司令塔のMFヤヤ・トゥーレ(31)は日本戦で先発を外れる可能性が高くセリエAでも対決した長友とジェルビーニョのマッチアップに注目が集まる。

 本紙の独占取材に応じたジェルビーニョは、右サイドで対決する長友の印象について「あのインテル・ミラノの選手だね。彼はとても良い選手だ」と称賛した。直接対決に関しては「日本は長友だけじゃない。香川、本田や良い選手がいる。俺と長友の対決とかじゃなく、チームとして勝つことが大事」と話すにとどめた。それでも「勝つ自信はあるか?」と問われると、言葉こそ発しなかったが、自信ありげな表情でニヤリと笑った。

 今季セリエAで2位に入ったローマに所属するジェルビーニョの特長は世界屈指のスピードだ。主戦場は右サイドで、10年南アフリカ大会でカメルーン代表FWエトオらを封じたエースキラー長友との直接対決は既に今季リーグ戦で実現している。0―0に終わった3月1日の試合後には長友が「危険なシーンもありましたけど、しっかり抑えられたと思う」とジェルビーニョ封じに手応えを示していた。しかし、一瞬にして相手を抜き去るドリブルは脅威で、代表では4日の親善試合エルサルバドル戦で2列目の左右両サイド、1トップ、トップ下と神出鬼没の動きで1得点1アシストとW杯開幕を控えて調子を上げている。左太腿裏の肉離れで司令塔ヤヤ・トゥーレが欠場したエルサルバドル戦では攻撃陣を引っ張り、日本にとっては最も警戒が必要な選手の1人でもある。

 ヤヤ・トゥーレについては、コートジボワールの地元紙スワアーのイブラヒム記者が8日に「(日本戦での)先発は厳しい。出られても30分くらいだろう」と証言した。ヤヤ・トゥーレが先発から外れれば、攻撃の軸を担うのはエースFWドログバとジェルビーニョ。W杯での長友との再戦に向け、ジェルビーニョは「初戦は大事だ。俺たちのサッカーをすることが重要だ」と力を込めた。

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