×

【出場国チェック・F組】アルゼンチン“代表で輝くメッシ”証明

[ 2014年6月5日 09:30 ]

アルゼンチンの強力な攻撃をけん引するメッシ(AP)

  隣国かつ宿敵ブラジルで開催されるW杯は、アルゼンチンにとっても特別な大会であることは間違いない。リーダーが存在しないDF陣に不安を残すが、メッシを中心としたアタック能力は世界屈指。4強は堅いとの評価は妥当と言える。

 そのメッシといえば、10年南アフリカ大会では5試合0得点とまさかの不発。当時のマラドーナ監督とともに、批判の嵐にさらされた。しかし11年7月にサベジャ監督が就任して以降は、12年6月の親善試合ブラジル戦でハットトリック、W杯南米予選はチーム最多の10得点。かつて「活躍するのはクラブでだけ」とやゆされた姿はない。

 脇を固めるイグアインとアグエロのFW、MFディマリアらも破壊力十分だが、それでも主役はメッシだ。バロンドール4度のエースを、代表でも輝かせたサベジャ監督も「チームはメッシを支えなければならない。彼も仲間に守られていると感じている」と発言。クラブでは今季無冠に終わっても「心配していない」と全幅の信頼を寄せる。まずは1次リーグで8年ぶりの一発が飛び出せば、メッシもアルゼンチンも一気に勢いづくのは間違いない。

続きを表示

2014年6月5日のニュース