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長友 左SBのレジェンドに!「語り継がれる選手に」

[ 2014年5月21日 05:30 ]

長友が報道陣のリクエストに応えて必勝のはちまきを持つ

 W杯ブラジル大会(6月12日開幕)に出場する日本代表DF長友佑都(27=インテル・ミラノ)が20日、成田着の航空機で帰国し、自身2度目となるW杯で記録と記憶に残る活躍をし“世界のレジェンド”になる決意を示した。日本代表は21日から鹿児島・指宿合宿をスタート。長友は23日に合流する。

 「NAGATOMO」のW杯にする。その覚悟に満ちあふれていた。イタリアから空路、早朝の成田空港に降り立つと不動のサイドバックが熱弁を振るった。「今の自分のプレーは2、3年たてば忘れられるレベル。W杯を機に、人々の記憶に残る(後世に)語り継がれる選手にならないといけない」。長友の頭には今季限りで引退するインテル・ミラノの同僚でアルゼンチン代表として2度のW杯に出たサネッティの顔があるが、他にもペレ、マラドーナら、W杯を機に世界のスターダムにのし上がった選手は多い。そのレジェンドたちに肩を並べるつもりだ。

 そのために、この4年間を過ごしてきた。「練習中も、お風呂に入っている時も、ご飯を食べている時も。読書をしていてもW杯のことが(頭に)出てきた。本の内容が入ってこないことも多々あった」と振り返る。10年南アフリカ大会後にFC東京からチェゼーナへ。その半年後に名門インテル・ミラノへ移籍。世界一のサイドバックになるためにステップアップしてきた。

 だからこそ自信がある。「前回は緊張もあったけど、今は実力を思う存分出せるとワクワクしている」と本番を待ちわびる。今季インテル・ミラノでは主に左MFでプレーし、自己最多5得点と6アシストを記録。攻撃力に磨きを掛けた。「まだ、満足していないが、才能がないと言われてもこれだけ結果を残せる。1対1は自信があるし、止められる気がしない」と豪語した。

 長友はつかの間のオフをとり、23日から指宿合宿に合流する。「正直、休みはいらないんですよ。今は80%の状態。(6月14日の)W杯初戦に100%にしたい。3週間で技術が上がることは考えられない。いかにコンディションを上げられるか」と話した。世界の頂点に立つまで、左サイドを制圧し続ける覚悟だ。

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