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リバプール3点リード守れず…優勝遠のくドロー、スアレス号泣

[ 2014年5月6日 11:18 ]

<リバプール3―3クリスタルパレス>号泣するスアレス(右)を連れてピッチを後にするリバプール主将ジェラード

プレミアリーグ第37節 リバプール3―3クリスタルパレス

(5月5日 クリスタルパレス)
 イングランド・プレミアリーグ第37節の1試合が行われ、リバプールはアウェーでクリスタルパレスと3―3で引き分けた。残り1試合で勝ち点81のリバプールは、優勝を争うマンチェスター・シティーが7日アストンビラ戦に勝利すると同83となり、24年ぶりの優勝が厳しくなる。

 マンチェスターCと勝ち点で並ぶも得失点差で下回るリバプールは、大量得点での勝利が必要なため、試合開始から攻勢に出る。前半18分、MFジェラードの左CKをMFアレンが頭で合わせて先制。後半8分FWスターリッジが加点すると、2分後にはFWスアレスが今季31得点目となるゴールを決めて3点をリード。

 さらに追加点を奪えるかと思われたが、疲れが見えてきたリバプールに対して、クリスタルパレス・ピューリス監督のFWゲイル、FWマーレー投入の采配も的中して、防戦一方となる。同33分MFデラニーにミドルシュートを決められると、2分後には左サイドを崩されて、クロスをゲイルに決められて1点差。同43分にはロングボールをマーレーが胸で落とすと、ゲイルに裏を突破されて再び決められる。わずか9分間で追いつかれたリバプールは、勝ち越すを目指して猛攻を仕掛けるが痛恨のドロー。

 優勝が絶望的となったことでエースのスアレスは、ホイッスルと同時にユニフォームで顔を覆い号泣。主将ジェラードやDFコロ・トゥーレに連れられ、スターリッジ、スターリングらも落胆の表情でピッチを後にした。

 ロジャース監督は「78分(1点を返される)までは望みどおりのことをやれていた。さらに1、2点を奪うこともできたが、それができなくなると相手に対して隙を与えてしまった」と落胆。優勝が厳しくなったことは「マンチェスター・シティーが優勝するだろう」と残り2試合をホームで戦うマンチェスターCが全勝すると予想。しかし、今季勝ち点81を奪い、99得点を挙げたチームを「大きな進歩」と誇り、「来季はさらに前進して、もっと成長していく」と胸を張った。

 リバプールは最終戦でホームにニューカッスルを迎える。

 ▽プレミアリーグ優勝争い ※カッコ内は勝ち点/試合数/得失点差
1位リバプール(81/37/+51)
2位マンチェスターC(80/36/+59)
3位チェルシー(79/37/+43)

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