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アンチェロッティ采配ズバッ!弱点突いた狙い通りのセットプレー

[ 2014年5月1日 05:30 ]

昨季王者バイエルンMを撃破しガッツポーズするレアル・マドリードのアンチェロッティ監督

欧州CL準決勝第2戦 Rマドリード4―0バイエルンM

(4月29日)
 ともに欧州CLを2度制した名将対決は、レアルのアンチェロッティ監督に軍配が上がった。ACミラン時代の02~03年、06~07年に優勝しているイタリア人指揮官は昨季王者の弱点を突いた。「セットプレーでの動きを入念に準備していた。バイエルンはファーポストの対応に問題があると分かっていた」。狙い通りのセットプレーでファーサイドから走り込んだセルヒオ・ラモスが2点を挙げ、完全に主導権を握った。

 昨季までモウリーニョ前監督(現チェルシー)の下で3季連続準決勝敗退。前指揮官と選手の間には何度も確執が伝えられたが、新監督は「互いにリスペクトすることが大切」と対話路線でスター軍団を掌握。C・ロナウドは「アンチェロッティのおかげ。選手の精神面を変えてくれた」と感謝した。前任者とは衝突したセルヒオ・ラモスが、試合後真っ先に監督と抱き合った姿に、チームの一体感が表れていた。

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