浦和　無観客試合の社内処分を発表　全管理職が報酬・給与を自主返納

　Ｊ１浦和は２５日、３月８日のＪ１第２節・鳥栖戦（埼玉）で一部サポーターが差別的な横断幕を掲げ、Ｊリーグからの制裁により、３月２３日のＪ１第４節・清水戦（埼玉）がＪリーグ史上初めて無観客試合となった件に関してクラブ内の処分を発表した。

　部長以上の全管理職が報酬・給与を自主返納。現場対応に関する懲戒処分として管理職(部長)１名が出勤停止３日、管理職(部長他)２名が出勤停止１日、管理職(本部長)１名が減給処分となる。クラブは処分の理由として「管理職(部長他３名)は、当該横断幕の掲出を認知しながら、速やかに撤去しなかった過失責任を問うもの。また、管理職(本部長)は、その管理監督責任を問うもの」としている。

　また、クラブは安全で快適なスタジアムづくりに向けて、セキュリティ(安全)とコミュニケーションを積極的に推進することを目的に５月１日付けで「ファン・コミュニティ・プロジェクトチーム」を立ち上げるなどクラブ内の組織体制・人事の見直しを行うことも発表している。