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難しかった名将の後任 モイーズ監督、6年契約の1年も終えられず…

[ 2014年4月22日 10:41 ]

20日古巣エバートン戦、厳しい表情で試合を見つめるマンチェスターUのモイーズ監督

 マンチェスター・ユナイテッドを27季にわたって率い、数々のタイトルをもたらした名将の後任はやはり難しかった。英メディアによると、ファーガソン前監督が直々に選んだモイーズ監督は6年契約の1年も終えられず、去ることになった。

 昨季まで中堅のエバートンを率いたモイーズ監督は限られた戦力を生かす手腕に定評があった。だがスター集団をまとめて世界中のファンを魅了することが求められる巨大クラブは勝手が違った。昨季はプレミアリーグで独走優勝。イングランド代表のエース、ルーニーや得点王のファンペルシー、香川らをそろえ、前監督が「高いレベルでの継続的な成功」を約束したチームの力を引き出せなかった。

 20日の敗戦でプレミアリーグ5位以下が確定し、18シーズン続けていた欧州チャンピオンズリーグの連続出場も途切れる。来季の補強に数百億円を用意しているといわれる米国のオーナー、グレーザー一族が解任を決断したという。(共同)

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2014年4月22日のニュース