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G大阪の16歳・高木 宇佐美超え最年少デビューで白星

[ 2014年4月17日 05:30 ]

<鳥栖・G大阪>前半、早坂(左)と競り合うG大阪・高木

ナビスコ杯予選リーグ G大阪2―0鳥栖

(4月16日 ベアスタ)
 怖いモノ知らずの10代が躍動したG大阪が鳥栖に完勝した。1点リードの後半28分、途中出場の18歳FW小川がMF二川のクロスを軽く合わせてプロ初ゴール。「嬉しいですけどイメージと違った。みんなから“(ボールに)触ってないやろ”って言われました」と初々しい笑顔を見せた。

 活躍の根底には悔しさがあった。ナビスコ杯の前節・清水戦で先発出場も「頭が真っ白で何もできなかった」と前半で交代。トップ昇格できず大学でサッカーを続けるユースの同期の試合を見に行き「みんな頑張ってるのに自分は何してるんだろう。やらないと」と誓った通りの得点だった。

 二種登録のFW高木も先発出場。“至宝”宇佐美を上回り、クラブ史上最年少となる16歳8カ月と12日でデビューを果たした。先制点の場面ではスペースに走って起点となり「試合前から狙えと言われていた」。前半で退いたものの16歳とは思えないプレーを見せた。

 17歳MF井手口と18歳DF内田裕もフル出場デビュー。井手口は攻守に存在感を発揮し、内田裕も好クロスを供給した。10代4人は白星にも「まだまだ。もっと練習しないと」と声を揃えた。頼もしい若き青黒の戦士たち。名門復活の確かな予感が漂った。

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2014年4月17日のニュース