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57%が人種差別行為を目撃 英国内サッカー200選手調査

[ 2014年3月18日 22:37 ]

 サッカー界の反人種差別を訴える調査グループ「Kick It Out」は18日、イングランド・プレミアリーグなど英国の国内リーグで現役プロ選手の57%がスタジアム内で人種差別的な発言や行為を目撃し、24%が実際に人種差別を受けた経験があるとの調査結果を発表した。

 プレミアリーグなどの全クラブを対象に2013年8月から12月まで調査を実施し、匿名で200人の回答を得た。このうち32%が黒人や人種的マイノリティー(少数派)の選手だった。

 練習場や更衣室でも7%が人種差別発言を受け、20%が目撃したとの結果が出ており、スタジアム以外でも差別が横行している実態が浮き上がった。

 プレミアリーグでは11年にリバプールのスアレスが黒人選手に人種差別的な言動を繰り返したとして8試合の出場停止を科されたほか、最近はウェストブロミッジのアネルカが反ユダヤ主義と関連づけられるポーズを取ったとして5試合の出場停止となった。欧州連盟(UEFA)や各国も対策に取り組み、厳罰化の流れが進んでいる。(共同)

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2014年3月18日のニュース