×

浦和 サポーター問題で何度も制裁 08年には2000万円も

[ 2014年3月13日 15:21 ]

浦和に厳罰!差別的横断幕の制裁は無観客試合

 【浦和への過去の制裁】

 ◆2008年6月10日 年5月17日、埼玉スタジアムで行われたG大阪戦でサポーター同士が衝突した問題で、過去最高額の2000万円を科した。G大阪にも制裁金1000万円が課されている。

 暴動は試合前にG大阪サポーターが水風船などを投げ込んだのが発端。試合後にもみ合いとなり、ケガ人も出た。鬼武チェアマンは「初期対応が遅れたのは浦和の不備」と騒動を未然に防げなかった浦和の管理責任を重く見て、過去最高だった1000万円を大きく上回る厳罰とした。暴動の発端がG大阪サポーターであることから初めてアウェー側も処分。両チームには制裁金に加え、けん責処分も科した。

 ◆2010年1月19日 2009年6月13日、埼玉スタジアムで行われたヤマザキナビスコ杯予選リーグの大宮戦で、浦和サポーターが中継スタッフに対する暴行傷害並びに器物破損行為を行ったことに対し、制裁金200万円とけん責処分を科した。

 ◆2010年6月8日 2010年5月15日のベガルタ仙台―浦和レッズ戦では、浦和サポーター数人が仙台の選手に差別的な言葉を浴びせた。当事者は特定できなかったが、浦和に差別発言で初の処分、制裁金500万円を科した。

 浦和のサポーターが立ち入り禁止エリアに侵入したり、投げ込んだペットボトルで観客が裂傷を負うなど差別発言以外にも問題があった上、「浦和のトラブルは初めてではなく、累犯にほかならない」(鬼武チェアマン)として浦和の処分がより重くなった。

 ◆2013年11月19日 2013年8月24日、清水―浦和戦(エコパ)の試合前に、サポーターが清水の選手が乗ったバスに爆竹や花火などを投げつけて逮捕された浦和に対して、けん責(始末書提出)と制裁金1000万円の処分を科した。サポーター4人が逮捕された事態を重く見て制裁委員会に諮問。FIFA懲罰基準を参考にし、浦和サポーターが過去にもトラブルを起こして制裁金2000万円を科されたことから「違反行為の重複」と認定した。

 浦和もサポーターバスから花火を投下した4人のうち3人が「スタジアム入場の今後一切禁止」1人は「無期限禁止」で、同乗してともに飲酒行為を行っていた8人のうち7人が「スタジアム入場6試合禁止」。スタジアムで警備員に暴行した3人は「無期限禁止」と厳罰が下された。また橋本光夫代表は報酬の自主返上(月収5%)をした。

続きを表示

2014年3月13日のニュース