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浦和、自主処分も厳罰…当該サポは無期限活動停止、社長は報酬返納

[ 2014年3月13日 14:32 ]

元気のない浦和イレブン

 J1浦和は13日、8日の鳥栖戦で一部サポーターが「JAPANESE ONLY」(日本人以外お断り)の横断幕を掲げた問題について経緯をあらためて説明、横断幕を掲出したサポーターグループに対して無期限の活動停止、所属メンバー全員にすべての試合の無期限入場禁止処分としたことを発表した。

 浦和はこの問題に関してJリーグから「けん責」と「無観客試合の開催」という制裁を科されており、クラブとして淵田敬三社長から申し入れのあった役員報酬の自主返納(20%、3カ月間)を受け入れることも明かした。関係社員については、社内規定に従って処分を検討するとしている。

 この日、浦和はクラブ公式ホームページに文書を掲載。「横断幕の掲出を認知後、撤去までの間1時間余を要する等浦和レッズが差別を容認したと受け止められるような対応がありました」とクラブ側に非があったことを認め、「Jリーグの会員であることはもとより、日本サッカー協会(JFA)、国際サッカー連盟(FIFA)を含めたサッカーファミリーの一員として、浦和レッズは差別の根絶を行う立場にありながら、深刻な事態を引き起こしましたことを、関係される全ての方々に心から深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 また、横断幕掲出の事実関係を時系列ごとに詳細に説明。最大の原因を「クラブスタッフの差別に対する感度の低さ」と分析し、警備体制の不備、クラブとサポーター間の取り決めなどで運営管理がしにくい体制にあったとこも認めた。

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