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千葉 “300%アンチ柏”マフラー渡したサポーター2人に厳重注意

[ 2014年3月13日 10:12 ]

千葉の山中亮輔

 J2千葉は9日の岡山戦(フクアリ)後、一部サポーターからMF山中亮輔(20)に心ない文字が印刷されたタオルマフラーが手渡された件で、タオルマフラーを手渡した当該者2人に厳重注意処分を通告したと発表した。

 J1柏から期限付き移籍で今季J2千葉に加入した山中は、9日の岡山戦で0―0の後半34分に左足でスーパーゴールを決めてチームを今季初勝利へと導いた。そして、サポーターから手渡されたタオルマフラーを首にかけて、ヒーローインタビューに対応。だが、そのタオルマフラーには「300% ANTI KASHIWA」と書かれていたことが発覚し、事態を重く見たクラブが、同日未明に公式サイトで「そのような文字が書かれているとは全く思わずに首にかけており、また期限付き移籍元である柏レイソルに対しても、そのような気持ちは全く持っていないことを、まず皆さまにお知らせいたします」と説明するなど騒動に発展していた。

 クラブは改めて、「本件は、柏レイソルから期限付きで加入している山中選手の心情を傷つける卑劣な行為であり、断じて許しがたい行為であります。今後このようなことがないよう再発防止に努め、安全で快適なスタジアムづくりを目指してまいります」と強調。

 千葉は、黒星発進となった2日の開幕戦(対栃木、フクアリ)後には、敗戦に怒りを爆発させた一部サポーターが選手の乗ったバスを取り囲んで出発を遅らせるなどトラブルが続いている。今季3試合目で初の敵地開催となる16日の東京V戦(味スタ)では、不名誉な“連続記録”をさらに延ばすことがないよう、千葉サポーターの名誉を懸けた自制が求められる。

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2014年3月13日のニュース