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ネイマール 自叙伝で語る半生 若き天才はどのように生まれたのか

[ 2014年3月13日 07:44 ]

「ネイマール 父の教え、僕の生きかた」表紙

 僕にとっての勝利とは、結果じゃない。歓びを感じながらプレーすることなんだ。ネイマールの息子である歓び、ネイマール・ジュニアであることの歓びを感じることなんだ――。

 ブラジルW杯で「ペレの再来」として期待されるブラジル代表・ネイマール(22)の自叙伝「ネイマール 父の教え、僕の生きかた」(ネイマール&ネイマール・ジュニアほか著、竹澤哲訳、徳間書店、定価1800円+税)が発売され話題を呼んでいる。

 世界が注目する若き天才は、どのようにして生まれたのか。その最大のキーパーソンは彼と同じ名前を持つ実の父だった。同書は、ネイマールと父親が互いに向けた思い、教えをモノローグ形式で交互につづっている。

 経済的に恵まれなかった家庭、国中の注目を集めたプロデビュー、ブラジル選手権制覇、欧州のビッグクラブからのオファー、FCバルセロナで肩を並べることになったメッシらトッププレーヤーとの交錯、そして来る母国開催のW杯。彼のクロニクルに沿って、これまで明かされることのなかったエピソードが語られている。子の目線、親の目線で語り合った同書は、サッカーファンはもちろん、夢をもつ子どもや子育て中の親にもおすすめの1冊だ。

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2014年3月13日のニュース