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岡崎が2発!!日本 NZに快勝も守備面での不安を露呈…

[ 2014年3月5日 21:30 ]

<日本・ニュージーランド>前半4分、岡崎が先制ゴールを挙げる

 サッカー日本代表は5日、東京・国立競技場での国際親善試合キリン・チャレンジカップでニュージーランド代表と対戦。FW岡崎が前半4分に先制点を決めるなど2得点の活躍。前半のみで4得点を奪い、4―2で勝利した。4―0リードから2点を返されるなど守備面での課題も露呈したが、国立改築前の最後の代表戦に花を添えた。

 MF香川、MF本田らが名を連ね、注目の1トップにFW大迫を起用。長谷部不在のボランチにはMF青山とMF山口を使い、MF遠藤はベンチからのスタートとなった。なお、DF今野はコンディション不良のためベンチからも外れた。

 激突するニュージーランド代表はFIFAランキング89位で今年のW杯には出場しない。日本は同50位。この試合がとなった。

 日本ボールでキックオフ。

 前半4分、岡崎がセンターライン付近からの香川の浮き球スルーパスに反応。相手DFラインの裏でボールを受けるも、DFに体を寄せられシュート体制に入れそうもない状況から無理やり足を伸ばし、相手の背後からわずかにボールを触る。ゴールへ一直線に転がったボールは、飛び出していたGKの横をかすめ、そのままネットへ吸い込まれた。

 あっさりと先制点を奪い勢いに乗る日本はその3分後、香川がエリア内でドリブルを仕掛け相手の反則を誘いPKを獲得。このチャンスを香川自身がきっちりと沈め追加点。

 前半11分、日本にペナルティエリア外右からのFKのチャンス。本田がゴール正面にクロスを入れると森重が頭で合わせ3点目。森重にとってこれが嬉しい代表初得点となった。

 前半17分、左サイドをドリブルで駆け上がった香川がDFを引きつけ中央の本田へパス。このボールを本田がヒールで右サイドへ流し、ゴール前に走り込んでいたフリーの岡崎が左足でシュート。ボールはGKの正面を突くが勢いに負け後へ逸らしてしまいネットイン。日本にはやくも4点目が生まれた。

 大量得点差となり緩くなったのか、日本は徐々にニュージーランドに攻め込まれる場面が増え始めると同39分、エリア内に侵入したFWウッドに右サイドの角度のないところからシュートを決められてしまう。

 4―1で前半終了。日本の3点リードで試合を折り返す。

 ニュージーランドボールで後半スタート。日本は清武、遠藤、細貝、酒井高の4人を投入し、岡崎、青山、山口、酒井宏の4人がベンチに退いた。

 後半10分、ここで思わぬアクシデント発生。主審のミリナー氏が左足のハムストリングを負傷、試合続行が困難となったため急きょ第4の審判員だった東城氏が代わりにピッチへと送り出された。

 後半20分、清武のパスを受けた本田が右サイドからドリブルで中央へ切り込み強烈なミドルを放つがGKに弾かれゴールならず。

 後半29分、左サイドをオーバーラップした長友がファーサイドにクロス。遠藤がこれをダイレクトで中央に落とし、清武が右足で強烈なシュート。低い弾道で放たれたボールは惜しくも右ポストを直撃。

 後半35分、MFペインが右からクロスを送るとFWウッドが右足でダイレクトで合わせ2点目。ニュージーランドが2点差に追い上げる。

 後半ロスタイムは2分。日本は後半途中から投入されたFW斎藤がドリブル突破から見せ場を作ったが、追加点を奪えないまま試合終了。W杯ブラジル大会の代表メンバー発表前最後となる一戦を4―2で勝利した。

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