高瀬　カーママ刺激受け意欲十分「精神力見習う」

　今年最初の国際大会となるアルガルベ杯（３月５日開幕、ポルトガル）に出場するなでしこジャパンは千葉県内で合宿３日目を行い、千葉との２５分×３本の練習試合は４―１で勝利。ＦＷ高瀬愛実（２３＝ＩＮＡＣ神戸）がフル出場で貢献した。

　同郷のカーママに刺激を受けた高瀬が実戦で好感触を得た。得点こそなかったが、ペナルティーエリア内でのポストプレーからＭＦ阪口の４点目を演出した。

　「アルガルベ出場は４回目になるので、目に見える成長が欲しい」と結果を渇望する高瀬は、ソチ五輪に出場したカーリング女子の小笠原歩と同じ北海道北見市出身。五輪期間に行われたＩＮＡＣ神戸の沖縄合宿中に、戦いをテレビ観戦し「強豪に勝つのは凄いメンタルだと思う」と大舞台で物おじしない精神力に刺激を受けた。

　くしくもカーリング女子はなでしこがアルガルベ杯で対戦する米国、デンマーク、スウェーデンに１勝２敗と負け越し。高瀬は「全て勝てるようにしたい」と小笠原のリベンジを誓った。