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数々の名将の下でプレーしたミラン新監督 本田トップ下起用のワケ

[ 2014年1月16日 09:10 ]

ガゼッタ紙のシードルフ体制予想スタメン

 15日のイタリア各紙がシードルフ新体制での日本代表MF本田圭佑(27)の起用法について予想をする中、有力紙ガゼッタ・デロ・スポルト紙は4―3―1―2システムのトップ下での起用が有力と報じた。

 現ロシア代表のカペッロ監督ら数々の名将の下でプレーしたシードルフ氏が、特に影響を受けたのがアヤックス時代に指導された現オランダ代表のファンハール監督、ミランで指導された現Rマドリードのアンチェロッティ監督だ。

 アンチェロッティ体制では2トップの後ろにトップ下を置く布陣でリーグ1回、欧州CL2回のタイトルを獲得。10番を背負っていたシードルフ氏は主に3ボランチの左に入っていたが、時にトップ下でもプレーした。さらにオーナーで、元イタリア首相のシルビオ・ベルルスコーニ氏がトップ下のポジションをこよなく愛していることも新布陣を後押しするという。

 新指揮官はそのポジションの重要性を誰よりも知っており、10番を受け継いだ本田を指名するというものだ。実際、シードルフ氏は関係者には、本田について「好きなタイプの選手」といい、「選手として素晴らしい」と高く評価している。

 初陣となった12日のサッスオーロ戦では本田は右MFで途中出場。しかし、自在に中央に入ることでボールを引き出し、攻撃を活性化させた。2トップの後ろならピッチの中央から自在に攻撃陣を掌握できる。

 ブラジルのボタフォゴで現役引退したシードルフ氏はイタリア入りし、早ければ16日の練習から指導を始め、18日にベルルスコーニ氏同席で会見を行う予定。まだセリエAの監督ライセンスを取得していないが、19日のベローナ戦は特例でベンチに入る可能性もある。

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2014年1月16日のニュース