マンＵ無冠危機　１３年ぶり公式戦３連敗　香川出番なし

イングランド・リーグ杯準決勝第１戦でサンダーランドに敗れ、頭を抱えるマンチェスターＵのギグス

　日本代表ＭＦ香川真司が所属するマンチェスターＵは７日、リーグ杯準決勝第１戦でリーグ戦最下位のサンダーランドに１―２で敗れ、年明けからいきなり０１年以来となる公式戦３連敗を喫した。

　今季を象徴する内容だった。ルーニー、ファンペルシーをケガで欠く攻撃は単調で、中１日でベンチ入りした香川の出番もなし。後半７分に左ＣＫからビディッチのヘディング弾で一時的に追いつくのがやっとだった。モイーズ監督は「今はターニングポイントにある」と話したが、リーグ戦では首位アーセナルと勝ち点１１差の７位に低迷。５日のＦＡ杯３回戦もスウォンジーに敗れた。リーグ杯はホームでの第２戦が残されているが、１６強に残っている欧州ＣＬを含めた主要４タイトルを一つも獲得できない可能性が高まりつつある。

　８日の英紙デーリー・メール（電子版）では同クラブが１週間で３敗するのは９２年以来というデータを紹介。「モイーズは“良くなっている”と言うが、我々は参考文献を開きながらプレーを見ている」と伝えるなど地元メディアも批判を浴びせた。次戦は１１日にホームで行われるスウォンジーとのリーグ戦。不振にあえぐ名門は、まずは年初めの１勝を狙う。