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小雪舞う中、復興支援試合で熱戦 始球式に楽天・銀次登場

[ 2013年12月28日 19:09 ]

「チャリティーサッカー2013」でPKを決め喜ぶプロ野球楽天の銀次選手(中央)=28日、仙台市のユアテックスタジアム仙台

 東日本大震災の復興支援を目的としたサッカーの慈善試合「チャリティーサッカー2013」が28日、仙台市のユアテックスタジアム仙台で行われ、今野泰幸選手(G大阪)や小笠原満男選手(鹿島)ら東北にゆかりのある新旧の日本代表選手ら約60人が2チームに分かれ、小雪が舞う中で熱戦を繰り広げた。

 試合は若手中心の「東北ドリームス」がベテラン勢の「JAPANスターズ」に5―3で快勝。始球式で登場したプロ野球楽天の銀次選手がPKを蹴り、元代表FW中山雅史さんが飛び入り参加するなど、詰め掛けた1万2292人の観客を楽しませた。2点を挙げて盛り上げた代表FW柿谷曜一朗選手(C大阪)は「全力でやろうと思った。ゴールという結果を出せてよかった」と話した。

 慈善試合は日本プロサッカー選手会が中心となり、ことしで3度目の開催。仙台市の小池悠華さん(25)は「試合をすることで全国に復興を呼び掛けてもらえる。みんなに支えられていると感じる」と話した。選手会を代表してあいさつした小笠原選手は「思うように復興は進まないけど、加速させる何かの力になればいいと思う。これからも続けていきたい」と言葉に力を込めた。

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2013年12月28日のニュース