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麻也 4戦ぶり出場でアピール!完封勝利に貢献

[ 2013年12月28日 05:30 ]

カーディフ戦の前半、ボールをクリアするサウサンプトンの吉田(左)

 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也(25)は26日、敵地のカーディフ戦にフル出場し、3―0の勝利に貢献した。4日のアストンビラ戦以来となる4試合ぶりの出場で安定したプレーを披露。無失点に抑え、定位置奪回に向けてアピールに成功した。アーセナルのFW宮市亮(21)は敵地のウェストハム戦でベンチ外だったが、前節2位に転落したチームは3―1で快勝して首位に返り咲いた。

 2度目のチャンスを逃しはしなかった。今季リーグ初出場となったアストンビラ戦以来、4試合ぶりのリーグ戦出場。センターバックに入った吉田は危なげないプレーを見せ、3―0の完封勝利に貢献した。11月9日以来の白星を挙げたポチェッティーノ監督は「大事な勝利だ。公式戦で10試合ぶりに無失点で自信にもつながる」と喜んだ。

 「良い準備をして待つだけ」と話していた吉田にとっても、定位置奪回へ向けて大きな前進となった。アストンビラ戦では失点に絡んで敗戦。「(出場機会を得られず)数カ月間、我慢してきた。結果がついてこなかったのが残念」と悔しさを隠さず、さらに地元メディアからは強烈な批判を受けた。だが、これまで序列が上の扱いだったDFホーイフェルトが控えに回った試合で実力を発揮。過密日程を乗り切るためのメンバー入れ替えという側面があったとはいえ、大きな一歩と言っていい。22日から1月4日まで14日間で公式戦5試合を戦う過酷な環境で今後も出場機会は必ずある。W杯イヤー突入で自らのポジションも確固たるものにする争いが、いよいよ正念場を迎える。

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2013年12月28日のニュース